「アントマン」小さなヒーローの大きな冒険#アベンジャーズ
意欲と能力があるにもかかわらず、うまくいかないスコットは、仕事と家庭を失い絶体絶命に陥る。そんな彼に最後の機会として、身長わずか1.5cmになれる驚異の"アントマン"のスーツを着用し、ヒーローとなることを提案される。ハンク・ピム博士とその娘ホープの指導の下、猛特訓に励む。娘のために本当のヒーローになり、人生の第二の機会を掴むことができるのか。そして、アントマンに託された危険な任務とは何なのか。あのマイケルダグラスが ハンク・ピム博士役を演じています。
アントマン
『アントマン』は、マーベル・コミックのキャラクターであるスコット・ラングとハンク・ピムをベースにした2015年のアメリカのスーパーヒーロー映画です。マーベル・スタジオが製作し、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズが配給する、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の第12作目です。ペイトン・リードが監督を務め、エドガー・ライトとジョー・コーニッシュ、アダム・マッケイとポール・ラッドがチームで脚本を担当しました。ポール・ラッドが主人公のスコット・ラング/アントマンを演じ、エヴァンジェリン・リリー、コリー・ストール、ボビー・カナヴェイル、マイケル・ペーニャらが出演しています。
映画「アントマン」は2015年に公開されたアントマンシリーズの初作品です。当初は1作品のみの予定でしたが、大ヒットしたため2作目の制作が決まりました。また、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の12作目で、フェーズ2の最後の作品にあたります。直前の作品はアベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015)、直後はシビルウォー/キャプテン・アメリカ(2016)です。
予告編
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それではわかりやすくあらすじを解説していきましょう。ネタバレ注意
S.H.I.E.L.D.の創設メンバーだった ハンク・ピム博士は、「ピム粒子」を開発しました。これにより、原子間の距離を変えて密度と強度を高めることができました。ピム博士はアントマンとなり、妻のジャネット(ワスプ)と共に活動していましたが、妻をピム粒子のせいで失ったことで、研究を封印することを決めました。
S.H.I.E.L.D.のメンバーにはハワード・スタークやペギー・カーター、ミッチェル・カーソンなどがいましたが、意見の相違から1989年にS.H.I.E.L.D.を去り、研究を封印しました。
20年以上が経過した現在、すでに引退していたピム博士は、かつてのピムテック時代の弟子であるダレンの研究発表会に招かれます。そこでピム博士は、ダレンがかつての自身の研究を進め、軍事利用を目的とした「イエロージャケット」の開発を行っていることを知ります。ピム博士は危険性を警告しますが、ダレンはそれを無視します。
その頃、スコット・ラングは、窃盗の罪を償い刑務所から出て新しい人生を始めようとしていました。映画では描かれていませんが、彼が窃盗をした理由は、勤めていた会社の不正を暴こうとした際に、社長の家で窃盗をしたことがバレたためでした。
犯罪から抜け出し、真面目に生活しようと決意したが、就職先が見つからず、元妻と婚約者から養育費を払っていないため、愛娘のキャシーに会うことを拒否された。娘に会うためにスコットは、仲間のルイスに誘われ、再び窃盗に手を染めてしまった。
運動神経と頭脳を駆使し、スコットは屋敷の奥深くに侵入していきます。そこにあったのは、ピム粒子のような液体やアントマンのスーツでした。がっかりしたスコットでしたが、スーツを持ち帰ることにしました。
この一連の行動は、全てピム博士の監視下にあり、窃盗先はピム博士の屋敷だったことが後に明らかになりました。また、 ルイスが得た「でかい金庫を持った爺さんが一週間留守」という情報自体、ピム博士がスコットに伝わるよう仕組んだものでした。ピム博士は、スコットの過去の窃盗罪を知り、彼を凄腕の盗み手として狙っていたのです。
スコットがアントマンスーツを着用し、ピム粒子によって身体が縮小しました。ミクロの世界での恐怖体験の後、スコットはスーツを返しに行きましたが、警察に捕まってしまいました。
ピム博士が刑務所に現れ、スコットに最後のチャンスだと告げる。スコットは蟻が運んできたスーツを着て、再びアントマンとなる。
ピム博士は、スコットの罪を償うためにも、その窃盗技術を買い、イエロージャケットの奪取への協力を要請します。スコットはアベンジャーズに依頼することを提案しますが、ピム博士はピム粒子の技術がスタークの手に渡るのは危険だと拒否します。その頃、ダレンは生き物の縮小実験に成功しており、焦るホープは自らがスーツを着ると言って聞きません。
スコットはピム博士に説得され、ついにアントマンとなることを決意しました。ホープとピム博士の指導のもと、スコットは蟻を操る能力を身につけました。
ホープは母親を失ったことで父ピム博士への強い疑念を持っていましたが、博士が妻ジャネットがワスプとなり、1987年にソ連から発射されたICBMを止めるために自ら原子レベルに縮小し消えてしまったことを娘に語ります。真実を知ったホープは、自分を守ろうとしてくれた父の愛を知り、二人は和解します。
スコットはアントマンに変身し、ピムテック侵入に必要な発信機を盗むため、アベンジャーズの保管庫に潜入しました。そこでアントマンはファルコンと戦いましたが、小さくなってファルコンの機械の中に入り込むことで勝利し、目的を達成しました。
アベンジャーズの一人と接触したことで、シビルウォーにも参加することになりました。この戦法はアイアンマンにも有効でした。
話を戻しますが、
ルイスらの犯罪仲間とともに、スコットは大量の蟻を率いてピムテックに侵入しました。ピムテックはピム博士が設立した会社です。ダレンはヒドラの面々と取引をしており、金欲しさからイエロージャケットやピム粒子をヒドラに売っていました。取引の場にはかつてトニー・スタークを襲ったテン・リングスの姿も見られました。一方、ピム博士もダレンの元に呼ばれていました。
ダレンは博士を撃ち、逃げようとしますが、アントマンと蟻たちの活躍で追い詰められます。ダレンはイエロージャケットに変身し、アントマンと対決します。スコットの娘の部屋で蟻サイズの最終決戦が行われます。
娘を助けるためにはイエロージャケットの分子の間を通り抜ける必要があり、スコットはジャネットと同じように原子以下のサイズへ変化することで、ダレンを打ち倒します。量子の世界へと足を踏み入れたスコットは、投げつけると物質を大きくすることのできる武器を自らのベルトに装着することで、奇跡的に元の世界へ戻ってくることができました。
スコットはピム邸での盗みも許されました。娘とも無事に会えるようになりました。その後、ルイスからファルコンがアントマンを探しているとの情報が入りました。これがシビルウォー/キャプテン・アメリカ(2016)でのアントマンの召集につながります。
登場人物紹介
スコット・ラング/ポール・ラッド/日本語吹替- 木内秀信
スコット・ラングは、ヴィスタ・コープ社の元エンジニアで、電気工学と金庫破りの技量、抜群の運動神経を持つ多彩な潜入の天才であった元泥棒。結婚を機に足を洗ったが、勤めていた会社の不正に気付き、正義感と悪戯心から行動した結果、逮捕され、職も家族も失った。3年間の服役を終えて更生しようとするも、受刑者差別から就職困難に陥り、仲間たちと共にピム邸へ潜入。"アントマン・スーツ"を盗んだことからピム父娘と出会い、愛娘のために2代目"アントマン"として、新たな人生をスタートさせることを決意した。そして、イエロージャケットを巡る戦いに赴くことになる。
ホープ・ヴァン・ダイン
演 - エヴァンジェリン・リリー 、日本語吹替 - 内田有紀
ハンク・ピムとジャネット・ヴァン・ダインの実の一人娘で、ピム・テック会長。ピム・テックCEOであるダレン・クロスとは、仕事上のパートナー関係にある。
母の事故死により、ピムとの関係が疎遠になっていたが、ダレンの陰謀を知ると、ピムと協力して彼の研究活動を監視し、阻止しようとする。
ダレン・クロス
ダレン・クロスは、かつてピムの弟子兼助手だったが、やがてピムに失望し、ピムの研究を奪い、自身の力でピム粒子の複製品である"クロス粒子"を発明した。そして、それを搭載したスーツ"イエロージャケット"で利益を得ようと企んでいる。
ハンク・ピムは、S.H.I.E.L.D.のエージェントだった昆虫学者兼物理学者です。1963年に亜原子粒子ピム粒子を発見し、初代アントマンとして活躍しました。妻のジャネットと共に様々な戦場を駆け回っていましたが、1987年の任務中にジャネットを失いました。その後、ピム・テックを設立するも、ダレンとホープに会社を追われ、妻を助けるため研究に没頭して隠居しました。現代、ダレンの陰謀を阻止するため、スコットを二代目アントマンとして見出し、ピム粒子とスーツを授けました。
ルイス
ルイスは、マイケル・ペーニャが演じ、小杉竜〈ブラックマヨネーズ〉が日本語吹替を担当した。彼はスコットと刑務所時代から同房だった親友で、彼の窃盗団の一員でもあります。コネクション豊富な従兄や友人を通じて情報収集を担当しますが、仕事に関する説明について前置きが長いのが特徴です。日本語吹替がとても面白い。
アベンジャーズシリーズ時系列
(フェーズ1)
- アイアンマン(2008)
- インクレディブル・ハルク(2008)
- アイアンマン2(2010)
- マイティ・ソー(2011)
- キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャーズ(2011)
- アベンジャーズ(2012)
(フェーズ2)
9. キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー(2014)
11. アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015)
12. アントマン(2015)
(フェーズ3)
14. ドクターストレンジ(2016)
15. ガーディアン・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017)
16. マイティ・ソー バトルロイヤル(2017)
18. ブラックパンサー(2018)
19. アベンジャーズインフィニティウォー(2018)
20. アントマン&ワイプ(2018)
21. キャプテンマーベル(2019)
22. アベンジャーズ/エンドゲーム(2019)
(フェーズ4)
24. ワンダヴィジョン(2021)
25. ファルコン&ウィンターソルジャー(2021)
26. ロキ(2021)
27. ブラックウィドゥ(2021)
28. シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021)
29. エターナルズ(2021)
30. ホークアイ(2021)
31. スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021)
32. ムーンナイト(2022)
33. ドクターストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022)
34. ミズ・マーベル(2022)
35. ソー:ラブ&サンダー(2022)
36. シー・ハルク:ザ・アトーニー(2022)
37. ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022)
38. アントマン&ワプス:クアントマニア(2023)
39. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME3(2023)
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