Netflixとマーベルの共同制作のドラマ「デアデビル」シーズン1
Netflixとマーベルの共同制作のドラマ「デアデビル」
マッドマードックは9歳の時事故に遭い失明する。
勉強を頑張り、弁護士となる。
眼は見えなくても他の感覚鋭くなり、鍛えた体で正義の裁きをおこなう。
シーズン1ではデアデビルの生い立ちから誕生、マスクをかぶるまでのプロセスなどが描かれています。
2003年にベン・アフレック主演で映画が公開されています。原作は同じなのでこちらも見ておくと楽しめます。
『ザ・ディフェンダーズ』の一員としても登場します。
概要
マーベル初の本格ドラマ「デアデビル」シーズン1は、映像美と感情が織りなす息を呑む傑作。「ド派手なエフェクト」や「オーバーなスーパーパワー」に頼らず、まるで闇夜に包み込まれるような没入感を醸し出すこのシリーズ。主人公マット・マードック――昼間は法の番人として弁護士業に勤しみ、夜には悪を懲らしめる「デアデビル」として暗躍…という過酷な二重生活で描かれるこの物語は、観る者の心を鷲掴みにします。
緻密な物語構成
まず押さえておきたいのはその緻密な物語構成。背景設定の奥深さ、一つひとつのキャラクターに宿る豊かな人間味、そこから描かれる感情の浮き沈み…これぞ「マーベルが本気で作ったドラマ」ならではの仕上がり。マットが盲目ながら「超人的な感覚」を研ぎ澄ませた経緯や、それが彼をヒーローとして突き動かす覚悟に繋がる紆余曲折の人間ドラマが説得力たっぷりに描かれています。そして特筆ものなのはヴィランであるウィルソン・フィスク(キングピン)の卓越したキャラクター造形。ただの極悪人に見える彼ですが、その背後には見え隠れする「人間的な弱さ」と「純粋がゆえの動機」。思わず同情に似た感情を抱いてしまうこの立体的な描き方が見事です。「単純な勧善懲悪」では片づけられないドラマ性が、このシリーズの厚みをさらに増していると言えるでしょう。
アクションシーン
アクションシーンも語らずにはいられません。疲れた身体を押して死闘を繰り広げるマットの泥臭く肉体的なバトルスタイルは実にリアルで、筆舌に尽くせない迫真性を持っています。特に有名なのが、見惚れるようなワンカット撮影のアクションシークエンス。華々しい必殺技の類は一切なく、自らも傷つき血を流しながらまともに戦い抜く姿には親近感を覚えるほどです。その手から洩れるファンタジー感なしの緊張感漂う展開が抜群のタッチです。一撃必殺どころか何度も倒され、何度も起き上がる姿こそ、ヒーローのリアリティという別の魅力を引き立てるというもの。「脳しばきエンド」の皮肉も含め、何とも味深い演出が光ります。
俳優たちの熱演
さらに、キャラクター同士の絡み・絆にも見応えあり。親友フォギーとの掛け合いや、不屈のやる気を持つ秘書カレンとの関わりなどサブストーリーも濃密。豪快ルール突破系なシーンから真剣そのものな場面まで、温度差の効いた物語が続々と心を揺さぶります。そして、それらを通してスパイスのように各キャラクターが持つ奥行きがじわじわ響いてくるのです。他者が自身にどう影響し、関係性を深化させていくのか、その過程が温かな共感と驚きで彩られます。
シーズン1は「地味ヒーロー」なんて言葉で括りたくなれど、その実、その描写力と濃密なドラマ性の総合レベルは大抵のヒーローモノを軽く超えてきます。一瞬も隙を感じさせない、粒ぞろいの見どころで埋め尽くされた佳作と言えるでしょう。
総評
総評ですが、「デアデビル」シーズン1、一言で言うとスーパーヒーロードラマのフリをした大人の人間ドラマ。しかもトーンが暗い…いい意味で重すぎ!キャラもストーリーも大充実で一度観たら、次の日「寝不足だけど観ちゃう」と同僚に報告する羽目になります。スーパーヒーローはちょっとな~と思っているあなたにこそ、「この餌は好きでしょう~」とPRを押し付けたい仕上がりです!
登場人物紹介
マシュー・“マット”・マードック / デアデビル (Matthew “Matt” Murdock / Daredevil)
演じるのは - チャーリー・コックス (Charlie Cox)
9歳の時に交通事故で化学廃棄物にさらされて失明する。しかし、その結果、視覚以外の五感が通常以上に発達し、超人的な聴覚や嗅覚を手に入れる。これにより、自分の位置や室内の空間を把握し、人の呼吸や心拍を聞き分けることで、嘘や心理を見抜く特別な能力を得た。不死身ではないし超人的なパワーもない。
カレン・ペイジ(Karen Page)
演じるのはデボラ・アン・ウォール(Deborah Ann Woll)です。
ユニオン・アライド建設社の財務部で会計主任の秘書をしていた女性。会社の不正を発見し、証拠となるデータを手に入れるが、殺人の濡れ衣を着せられ、自らも命を狙われる。マットとフォギーが設立した法律事務所の最初のクライアントとなり、ネルソン&マードック法律事務所の秘書として雇われることになる。
フランクリン・“フォギー”・ネルソン (Foggy Nelson)
演じるのはエルデン・ヘンソン。
コロンビア大学時代からのマットの親友で、大手法律事務所でインターンを経験した後、ヘルズキッチンに法律事務所『ネルソン&マードック』を設立した。明るくて冗談好きな性格だが、勇気と正義感も兼ね備えている。第1シーズンの終わりにマットが「覆面の男」であることを知り、一時は事務所を解散する寸前まで険悪な関係になるが、フィスクとの最終決戦に臨むマットの強い決意を理解すると、「ヒーローになれ」と言って送り出した。
クレア・テンプル(Claire Temple)
演じるのはロザリオ・ドーソンです。
マットを助けたことで、メトロ総合病院のERで働く彼女はフィスクの手下であるロシアン・マフィアに狙われることになる。
ある日、偶然にゴミ箱に倒れていたマットを救助し、その後、彼の忠告を無視する態度に呆れながらも、負傷した彼の治療を手伝うなど密かに支援を行う。
彼女は、NETFLIXのドラマ『ジェシカ・ジョーンズ』『ルーク・ケイジ』『アイアン・フィスト』『ザ・ディフェンダーズ』にも登場している。
スティック(Stick)
演者 - スコット・グレン (Scott Glenn)
若き日のマットを育てた視覚障害を持つ武道家 [ 21 ] [ 22 ] 。
謎の武器『ブラック・スカイ』を壊し、処理するために再びマットの前に姿を現す。
「ザ・デフェンダーズ」にも重要な役割で登場する。
ベン・アフレック主演2003年の映画はこちら⇩
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