Amazon Prime Video「キング・コング」2005年版
3時間7分の超大作映画
本作「キング・コング」は2005年、アクションアドベンチャーの中にラブロマンスとホラーの要素があるアメリカ映画です。
1993年の映画「キング・コング」のリメイク版です。序盤は1993年当時の時代を描いたクラシカルなヒューマンドラマから始まります。中盤に向けて次第にアドベンチャーとホラーの要素が増していき、キング・コングの登場シーンからは、完全に怪獣映画へと変貌していく非常に珍しい展開になっています。3時間という超大作にふさわしい内容になっています。この映画の見どころは、ただ破壊しまくる怪獣映画ではなく。巨大ゴリラ怪獣であるキング・コングがヒロインを守るために戦うというラブロマンス的な要素にあると思います。なお2017年モンスター・ヴァース制作の「キング・コング」とは
別の世界のお話です。
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「キング・コング」日本版劇場予告編
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ストーリー
映画の舞台は1933年、世界恐慌時代のニューヨークです。映画監督のカール・デナム(ジャック・ブラック)は、スポンサーたちからの制作中止通告に感づき、フィルムや機材をもって海外撮影に出発することにした。だが助手のプレストン(コリン・ハンクス)から主演女優が降板したことを知らされる。デナムはプレストンに出発の準備を進めさせ、自分は、女優探しを始める。一方ヴォードヴィル劇場で女優をしていたアン・ダロウ(ナオミ・ワッツ)は興行主が夜逃げをして失業してしまう。困っていたアンはデナムと出会い、港でプレストンたちと合流して、著名な脚本家ジャック・ドリスコル(エイドリアン・ブロディ)も加えて密輸船ベンチャー号で海外撮影に出発する。
やがて船はみなを欺いていたデナムの思惑通り、「髑髏島」に到着。危険な島だとだいう船員たちの反対を押し切って撮影隊は機材をもって上陸するが、すぐに先住民に襲われ、録音技師のマイクが殺されてしまう。
船長のエングルホーンたちに救出されたデナムたちはベンチャー号に戻り「髑髏島」から離れようとするが、船に侵入した、先住民たちに、アンをさらわれてしまう。航海中に恋仲になった脚本家のジャックがアンの不在に気づき、エングルホーンたちと再び「髑髏島」にアンの救出に向かう。アンは先住民たちが崇める巨大なキング・コングに生贄として差し出され、コングによってジャングルに連れ去られてしまう。
連れ去られたアンはコングを拒絶していたがやがてお互いに心惹かれていく。しかしコングはデナムの策略によりクロロホルムで眠らされて、ニューヨークでの見世物小屋で囚われの身となってしまう。アンは協力を拒み。アンの不在とカメラのフラッシュで
興奮したコングは、暴れて、脱出して、アンを探しにニューヨークの街で暴れまわる。そしてジャックの誘導でアンと再会する。そこにアメリカ軍が攻撃を開始したため、コングはアンを守るためにエンパイアステートビルに登り、頂上で、飛行機6機のうち3機を撃墜するが機銃射撃を受けて重症を負い、地上に落ちて転落死する。
記者が「とにかく片付いた、飛行機のおかげだ」というと、デナムは「飛行機じゃない、美女が野獣を殺した」と嘆き。立ち去る。
登場人物・キャスト
アン・ダロウ
女優:ナオミ・ワッツ
舞台女優。ニューヨークのヴォードヴィル劇場で喜劇に出演していたが、興行主が逃亡し失業。オリジナル版と同じくリンゴを万引きしようとしたところをカール・デナムにスカウトされ、脚本家のジャックに憧れて出演を承諾する。髑髏島で先住民に生贄にさえ、コングに連れ去られる。コングと仲良くなり、最後はコングに愛情をいだき守ろうとする。
カール・デナム
俳優:ジャック・ブラック
映画監督。髑髏島の情報ほ入手し。映画の撮影にに賭けるが、髑髏島で撮影途中でカメラが壊れてしまい。映画撮影からコングの捕獲へと心変わりしていく。
ジャック・ドリトル
俳優:エイドリアン・ブロディ
脚本家。
デナムの策略により撮影隊に加わることになる。航行中にアン・ダロウと恋仲になる。
プレストン
俳優:コリン・ハンクス
カールの助手。
エングルホーン船長
俳優:トーマス・クレッチマン
密輸船ベンチャー号の船長。
裏では野生動物の密輸を行っている。豊富な経験で、危機的状況から活躍する。
キング・コング
体長7.5m、体重3.6t、ゴリラのような巨大怪獣。推定年齢100歳~150歳。
この映画の感想
この映画は近年大活躍している、モンスター・ヴァース制作のキング・コングではなく、1933年の白黒映画キンギ・コングのリメイク版です。
本作『キング・コング』は批評家から好意的な評価を得ている。
3時間という長時間で描く壮大なストーリーとラストシーンは圧巻であると思います。
ディズニーの名作「美女と野獣」のような映画だという意見もあり、よく作りこまれた脚本、当時の最新の特殊効果、とくに好きなところは、世界恐慌時代ニューヨークを見事に再現している点と、感動を覚えるラストシーンですね。コングの最後に涙したした人も多いのではないでしょうか。
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