久々に読んだマンガ「僕はコーヒーがのめない」を読んだ感想
もう何十年も漫画からは遠ざかっていました。「僕はコーヒーが飲めない」というタイトルに惹かれて、コーヒー好きの私は「なんでだ!」と反応してしまいました。
手に取って読んでみると、主人公の花山君はかたくなにコーヒーをのまないその理由はなんと大のコーヒー好きで、まずいコーヒーをのまないというのが理由だったのです。
コーヒーは嗜好品ですから、コーヒーの味覚は人それぞれに違うことも考慮にいれて、
コーヒー好きの花山君は周囲に配慮して、コーヒーを遠ざけてしまっていたのです。
でもやっぱりまずいコーヒーを出されると飲めないのです。
本書の中で本当に美味しいコーヒーを伝えたい筆者の気持ちが描かれていて面白いと思いました。
この本の概要
この漫画は2014年8月4日に初版本が出ています。「週刊ビックスピリッツ」に2014年24号~31号に掲載されいています。
原作 福田幸江
作画 吉城モカ
監修 川島良影(コーヒーハンター)
「私はコーヒーで世界を変えることにした」の著者
ネタばれ注意でお願いします。
この本の背景には、前回のブログ記事「サードウェーブとスペシャリティコーヒー」
がでてきます。2015年から日本で始まった。サードウェーブとスペシャリティコーヒーが2014年に書かれたこの本には先駆けて書かれています。
大まかなあらすじ
おおまかにあらすじを言うと、この本の登場人物たちの勤務する会社はTDC「東京ドリンクカンパニー」という創立50周年を迎える老舗の飲料水の会社で、RDC[レッドダイヤモンドクラブ」という最高のコーヒーを扱う、会員制のクラブに、勝負を挑つつも、今現在世界で起こっている、コーヒー業界のサードウェーブを、日本で起こし、それをけん引していこうとする、奮闘と学びのストーリーとなっています。
この本に魅力を感じた理由
この漫画にまず最初にひかれた要素はタイトルの「僕はコーヒーがのめない」という、一風逆説てきなタイトルですが、序盤でその理由はすぐにあきらかになります。この漫画の主人公である、花山太一は、無類のコーヒーオタクで、美味しいコーヒーしか飲めない。RDCの会員でもある。
つまり、「僕はまずいコーヒーがのめない」ということだったのです。この花山はシャイでおとなしく、普段はパッとしませんが、コーヒーの知識は並外れています。読者から見れば、未完成な主人公たちの成長とコーヒーに対する情熱が伝わり、ともに知識を深めていくような、臨場感があり次第に本書にひきこまれていくような展開になっています。
第一巻の山場
第一巻はプロジェクトチームの誕生(その名もサードウェーブプロジェクト)と、強敵であるRDCとのつばぜり合い?(RDCの主宰 天堂周五郎には、かなりの余裕がある)
それぞれ個性的なチームの面々に囲まれて、主人公の花山太一が徐々にやる気を出していく様子などが描かれています。
コーヒー通ならもちろんのこと、コーヒーにさほど興味がなくても面白く読めるマンガです。
いかがでしたか、前回に引き続きコーヒーのお話でした。
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